TPC Season 10 Main Event 優勝 ひろき様インタビュー

Top of poker Championship Season 10

#1 Main Event

ひろき選手

ひろきさん、改めてご優勝おめでとうございます!まずは優勝された時のお気持ちについて教えてください。

ありがとうございます! TPCは関西の大型大会として認知していましたが、今回初参加でした。
関西の強いプレイヤーが集まるTPC Main Eventで優勝できて率直に嬉しかったです。
さらに、関西でも有名で強いメンバーがFinal Tableに残っていたと思いますし、そんな中で優勝できたことは自信に繋がりました。

TPCは初参加ということですが、実際に参加してみての印象はいかがだったでしょうか?

圧倒的にストラクチャーが良かったです!
1,000人を超えるエントリー数でDay2・Day3でもアベレージ20BBを切らないストラクチャーは国内でも少ないと思いましたし、実力で勝負できる大会だと感じました! 実力の要素がある分、今回の優勝は嬉しかったです!
また、Final Tableメンバーのレベルが高かったのも印象的でした。 特に残り5人のメンバーは関西でも名の知れているメンバーでしたし、プレーの引き出しも多くて、純粋にポーカーをしていて楽しかったです。

TPC MainEventで印象に残っている選手やスポット等ありましたら教えてください!

印象に残っている選手は、Shuto選手ですね! プレースタイルが似ているのもありますし、お互いにやってやられてのやり合いが圧倒的に多かったため、とても印象的でした!

<スポット①(vs Shuto選手)>
Shuto(BTN) Raise(66)
ひろき(SB) 3Bet(87s)
Shuto(BTN) Call
フロップ「A45」
ひろき(SB) Bet(1/3)
Shuto(BTN) Call
ターン「9」
ひろき(SB) Bet(厚めのBet)
Shuto(BTN) All-in
ひろき(SB) Fold

<スポット②(vs Shuto選手)>残り3人、ひろき選手がスタックをカバーしている状況
ひろき(BTN) Raise(99)
Shuto(BB) 3Bet(A4)
ひろき(BTN) Call
フロップ「J42(r)」
Shuto(BB) Bet(40%)
ひろき(BTN) Call
ターン「3」(フラッシュドローあり)
Shuto(BB) All-in(ポットオーバー)
ひろき(BTN) Fold

僕が有利な状況でもそれを逆手にとったアクションができるのは凄いと思いましたし、 お互いにエクスプロイトしあってこそのアクションだったため、めちゃくちゃ考えましたし印象的なスポットでした。
後日談ですが、Shuto選手からDMがきて、Shuto選手は普段は対戦する相手の配信をあまり見ないらしいですが、Day3で同卓することがわかって事前に僕の配信を見返したとメッセージがありました。 認められていることが嬉しかったし、そうやってできることがShuto選手の強さの証だと思いました!


今回の優勝以外にもJOPT Osakaの優勝やプラチナムの優勝の他にも他大型大会で多数の入賞実績があるひろきさんですが、簡単に戦績を教えて下さい!

大きいところですと、
JOPT Osaka 2024 #01 MainEvent優勝
JOPT Osaka Platinum優勝
WPT Tokyo MainEvent 3位
JOPT Tokyo MainEvent 3位
Masters MainEvent 5位
JOPT Side Event Builder 優勝
JOPT Side Event Hyper Turbo 優勝
等です。

そんな強さの秘訣やプレーで意識していることはありますか?

意識していることは、大きく3つあります。

①素早く相手にアジャストする
自分が参加していないハンドの時も相手にアジャストするようにリバーまでのアクションやBetサイズ等を覚えるようにしています。普段からやっていることもあって今では自然と意識して覚えるようになっているため、人より相手にアジャストする速さは長けているかなと思っています。

②スタックが少なくなった時のアクション
周りから言われることなのですが、アベレージに対してスタックが少なくなった時のアクションが強いと言われます。僕の中でも20〜30BBの自分なりの戦略があって、やるべきことをやるようにしています。

③インマネ率とインマネのアベレージスタックとFinal Tableのアベレージスタック
特に国内の大会はインマネ率が低いため、トーナメントに参加する時からインマネする時のアベレージスタックとFinal Tableのアベレージスタックを意識するようにしています。 例えば、今回のTPCで行くと参加人数が約1,000人に対してインマネは31位なので約160万点・Final Tableでは約560万点必要になってきます。
自分も相手もスタックは変動しますし、これを意識することである局面における1BBの価値が変わりますし、悩んだ時の判断材料の一つとして持っています。


海外トーナメントにも挑戦されているとのことですが、どのような大会に参加されているのでしょうか?海外と日本を比較してポーカーのプレーや環境等の違いについて教えてください。

日本のディーラーさんは、ディーリングが早いのでハンド数も多くプレーできるのでプレイヤーにとってかなり環境が良いと思います。海外ではWSOPでもディーラーさんのディーリングは遅いですし、他のプレイヤーが1アクションごとに時間をかけることが多いのでハンド数もあまりこなせないです。海外のストラクチャーはゆったりしていると思われがちですが、1時間ブラインドでも実際の体感としては30分ブラインド無頼の感覚ですね!

海外プレイヤーの印象としては、バイイン額が高いにも関わらず飛ぶことを怖がらない人が多い印象です。4BetAll-inに44でCallみたいな人もいます。日本から見ると海外のバイイン額は高いですが、海外では当たり前の金額なので金銭感覚も違います。
いずれにせよ国内国外問わず、素早く相手にアジャストする力はどちらでも必要だと思っています。

最初はどのようなきっかけでポーカーを知って、始められましたか?

ポーカーを始めたのは約4年前で大学生の頃に始めました。大学在学中はバックパッカーをやっていて世界を旅していましたが、コロナで帰国している時に友人とポーカーを初めて学生ポーカーリーグでプレーをしていました! 周りの友達がポーカー好きが多い環境だったのでどんどんポーカーの魅力にハマっていきました!

いつもポーカーをしているスポットはどこですか?

現在は仕事の関係で岡山に在住しており、岡山の店舗さん(TORNADOOKAYAMAさん、POKER ROOM NINEさん、B BROTHERさん)にお世話になっています!


ポーカーはどのように勉強されていますか?

気になったスポットを知り合いや仲間に聞くようにしています! しかも熱心に聞いている方だと思います。(笑)
今回のTPCの印象に残ったスポットは仲間に聞きましたし、常に高みを目指す仲間がいることは有り難いですし、僕の強みです。

今後の目標は何でしょうか?

海外で活躍できるプレイヤーになりたいです。海外の大きな大会で優勝したいです!


最後になりますが、応援してくれた仲間や共に戦ったプレイヤーへメッセージをお願いします。

<高みを目指している仲間や応援してくれたメンバーへ>
この人たちがいないと今みたいにポーカーで成果を出せていないと思いますし、ポーカーに対する探究心や理解度を今も高めていきたいと思っています!
応援も想像以上に力になるし素直に嬉しいです!もっと応援してもらえるように今後も強くなりたいと思います!

<激闘を共にしたFinal Tableメンバーへ>
これまで経験したFinal Tableの中でもとてもハイレベルでポーカーが楽しかったです!強いプレイヤーばかりだったので、今後当然どこかで戦うことになると思うのでその際は是非ともよろしくお願いします。

ひろきさん、インタビューありがとうございました!
ぜひ次はWSOPなどの海外の大型大会の優勝インタビューでお会いさせていただきたいです!今後のご活躍にも期待しております!